日本ドライブイット株式会社

リンダプター

ガーダクランプ

リンダプター ガーダクランプシステムは鉄骨の接合に使用する、ユニークなシステムです。

特長
ガーダクランプシステム
  • 構造部材に穴をあけずに接合可能です。
  • 溶接のような、熱を伴う作業は不要です。
  • 専用工具や熟練工を必要としません。
  • 現場での位置合わせが自由に出来ます。
注意事項
  • 構造物同士の取り付けには使用出来ません。
  • 各クランプの繰返し使用は出来ません。
システム構成
  • (1)六角ボルト(強度区分8.8級または10.9級)
  • (2)各種クランプ:使用状況に合わせて、様々なタイプのクランプが用意されています。
  • (3)パッキン類:接合する部材のフランジ厚さに合わせて適宜使用します。
  • (4)ロケーションプレート:ボルトの位置合わせのためのプレートです。
  • (5)各種クランプ
  • (6)ワッシャー:ボルト・ナットに合わせた強度のものを使用してください。
  • (7)六角ナット:(強度区分8Tまたは10T)緩み対策や振動がかかる箇所には、必要に応じて緩み止めナットを使用してください。
システム構成
早くて簡単な施工
  • 早くて簡単な施工1
    (1)
    上梁と下梁の間にロケーションプレートを設置します。
  • 早くて簡単な施工2
    (2)
    上下2つのクランプをボルト、ナット、パッキン、ワッシャーで組付けます。
  • 早くて簡単な施工3
    (3)
    トルクレンチを用いて、各ボルトを規程トルクで締付けます。
Aタイプ Bタイプ
最も基本的なクランプです。 Aタイプは、ボルトの回り止めができる構造になっています。 Bタイプは、ナットが自由に回せる構造をしています。
AタイプBタイプ
LSGタイプ
引張荷重および滑り荷重に対する耐力が高いクランプです。 フランジの厚さや形状に合わせてテールが自動調整されます。

LSGタイプ
LRタイプ
薄いフランジの鋼材やレールの固定に適したクランプです。 フランジの厚さや形状に合わせてテールが自動調整される2体式です。

LRタイプ
AAFタイプ
滑り(クランプに対して横方向)荷重に対する耐力が高いクランプです。 フランジの厚さや形状に合わせてテールが自動調整される2体式です。

AAFタイプ
AFタイプ
滑り(クランプに対して横方向)荷重に対する耐力が高いクランプです。 Aタイプと同様に、ボルトの回り止めができる構造になっています。

AFタイプ
CFタイプ
滑り(クランプに対して横方向)荷重に対する耐力が高いクランプです。 鋼材のフランジ端部の固定に最適な形状になっています。
CFタイプ

ガーダクランプシステムは、様々な形状・寸法の鋼材に対応し、
各種アプリケーションの接合に応えます。

  • 梁と梁(引張荷重)
    梁と梁(引張荷重)
    もっとも標準的な使用方法として、引張荷重を必要とする梁と梁の接合に使用できます。
  • 柱と梁(滑り荷重)
    柱と梁(滑り荷重)
    滑り荷重を必要とする柱と梁等の垂直方向での接合に使用できます。
  • 傾いた梁と梁(組合せ荷重)
    傾いた梁と梁(組合せ荷重)
    引張荷重と滑り荷重を必要とする傾いた梁どうしの接合等、様々な箇所での使用が可能です。
機能別適合表
クランクタイプ平行フランジテーパーフランジ引張荷重滑り荷重長穴対応テール長 調整機能
Aタイプ○※1○※4××
Bタイプ○※1○※4××
LSGタイプ◎※2
LRタイプ◎※3○※4
AAFタイプ◎※2
AFタイプ◎※2×
CFタイプ×

◎:最適、○:適、×:不適
※1  A・Bタイプはテーパー角度5°以内で使用してください。
※2  LSG・AAF・AFタイプはテーパー角度10°以内で使用してください。
※3  LRタイプはテーパー角度15°以内で使用してください。
※4  サイズM8、M10は、滑り荷重が作用する箇所には使用できません。

A・Bタイプ

Aタイプ

最も基本的なクランプです。
クランプ上面にはリセス(くぼみ)が入っています。ここに六角ボルトの対辺がはまり、回り止めになるように設計されています。

Aタイプ
Bタイプ

Aタイプの形状とほぼ同じですが、上面にはリセス(くぼみ)が入っておらず、ボルトやナットが自由に回せるように設計されています。

Bタイプ
寸法表
mm
サイズ品番テール長さ
V
T1T2XY
AタイプBタイプ
M8A-M8-MB-M8-M4.08481620
M10A-M10-SB-M10-S4.0105112026
A-M10-MB-M10-M5.0
A-M10-LB-M10-L7.0
M12A-M12-SB-M12-S4.5126132629
A-M12-MB-M12-M6.0
A-M12-LB-M12-L9.5
M16A-M16-SB-M16-S5.5168163036
A-M16-MB-M16-M8.0
A-M16-LB-M16-L11.0
M20A-M20-SB-M20-S7.01910193646
A-M20-MB-M20-M10.0
A-M20-LB-M20-L12.5
M24A-M24-SB-M24-S9.02512254855
A-M24-MB-M24-M12.0
A-M24-LB-M24-L16.0
材質、表面処理
  • (1)材質:可鍛鋳鉄……BS EN 1562(JIS G 5705相当)
  • (2)表面処理:電気亜鉛めっき(ご希望により、各種表面処理が可能です。)
クランプの許容荷重

A・Bタイプの許容荷重は右表の通りとなっています。

  • (1)許容引張荷重はボルト1本当りの値です。(安全率5)
  • (2)許容滑り荷重はボルト2本当りの値です。(安全率5)
クランプの許容荷重
kN
サイズ引張滑り
M81.0-
M101.5-
M125.80.9
M168.51.7
M2014.73.0
M2419.74.5

(注)ボルト強度区分:8.8

締付けトルク
  • (1)ボルトは強度区分8.8級または10.9級を使用してください。
  • (2)ナット、ワッシャーもボルトに合った強度のものを使用してください。
  • (3)緩み対策として振動のかかる箇所には、必要に応じて緩み止めナットを使用してください。
  • (4)施工時には、右表のトルクにて締め付けてください。
N・m
サイズ締付けトルク
8.8級または10.9級
M86
M1020
M1269
M16147
M20285
M24491
テール

A,Bタイプのテール長さにはS(短)、M(中)、L(長)の3種類があり、接合する部材のフランジ厚さに合わせて選択するようになっています。
また、クランプ裏面にはそれぞれのテール長さが識別できるマークが入っています(右図参照)。

  • S(短)テール
    識別マーク1つ
    S(短)テール識別マーク1つ
  • M(中)テール
    識別マーク2つ
    M(中)テール識別マーク2つ
  • L(長)テール
    識別マーク3つ
    L(長)テール識別マーク3つ
パッキン類

パッキン類は、接合する部材のフランジ厚さに対して、テール長さが合わないときに使用するスペーサーです。
テール長さが合っていないと、鋼材とテール間にすき間ができ、充分なクランプ力を発揮できません。
パッキン類には、右図の3種類が用意されています。

パッキン類
  • クリップ
    ワッシャー
    (CW)
    クリップワッシャー(CW)
  • パッキン小
    (P1S)

    パッキン小(P1S)
  • パッキン大
    (P2S)

    パッキン大(P2S)
寸法表
mm
サイズ品番厚さ TXY
M8CW-M82.09.5419
P1S-M84.010.0421
P2S-M88.0
M10CW-M102.014.0525
P1S-M105.013.0524
P2S-M1010.0
M12CW-M122.519.5631
P1S-M126.016.0630
P2S-M1212.0
M16CW-M163.017.5838
P1S-M168.021.0835
P2S-M1616.0
M20CW-M204.022.01044
P1S-M2010.023.01043
P2S-M2020.0
M24CW-M244.029.01257
P1S-M2412.032.01254
P2S-M2424.0
寸法表
パッキン裏表
パッキン(P1S、P2S)を使用する場合は
裏表の向きに注意してください。
テール・パッキン組合せ表
前段:テール長さ  後段:パッキン類
フランジ
厚さ
クランプのサイズ
M10M12M16M20M24
5mmM不要S不要S不要使用不可使用不可
6mmSCWM不要S不要使用不可使用不可
7mmL不要SCWM不要S不要使用不可
8mmSCW×2SCWM不要S不要使用不可
9mmSP1SMCWSCWM不要S不要
10mmMP1SL不要L不要M不要S不要
11mmLCW×2MCW×2L不要SCWM不要
12mmLP1SLCWSCW×2SCWM不要
13mmLCW×3SCW、P1SSP1SL不要SCW
14mmSP2SMCW×3LCWMCWSCW
15mmMP2SLCW×2SCW×3SCW×2L不要
16mmSCW、P2SLP1SMP1SSCW×2L不要
17mmLP2SMCW×2、P1SLCW×2SP1SSCW×2
18mmSCW×2、P2SMP2SLCW×2MCW×2SCW×2
19mmSP1S、P2SSCW、P2SLP1SSCW×3使用不可
20mmMP1S、P2SSCW、P2SLCW×3MP1SLCW
21mmLCW×2、P2SMCW、P2SLCW×3SCW、P1SSP1S
22mmLP1S、P2SLP2SLCW、P1SMCW×3SP1S
23mmLP1S、P2SMCW×2、P2SLCW、P1SLP1SMP1S
24mmSP2S×2MP1S、P2SMP2SMCW、P1SMP1S
25mmLCW、P1S、P2SSCW、P1S、P2SLCW×2、P1SSCW×2、P1SSCW、P1S
26mmSCW、P2S×2SCW、P1S、P2SLCW×2、P1SSCW×2、P1SSCW、P1S
27mmMCW、P2S×2LCW×2、P2SLP2SSP2S使用不可
28mmSCW×2、P2S×2LP1S、P2SSCW×2、P2SMCW×2、P1SLP1S
29mmSP1S、P2S×2MCW×2、P1S、P2SLCW×3、P1SMCW×2、P1SSCW×2、P1S
30mmMP1S、P2S×2MP2S×2LCW、P2SMP2SSCW×2、P1S
S、M、L:テール長さ(クランプ品番の末尾の記号)
CW:クリップワッシャー
(複数使用の場合、"×2"、"×3"のように表記)
P1S:パッキン小(複数使用の場合、" ×2" 、"×3" のように表記)
P2S:パッキン大(複数使用の場合、" ×2" 、"×3" のように表記)

上表は一般的なサイズのみの組合せとなっています。これ以外の組合せに関しましては弊社までお問い合わせください。

注意点
  • (1)使用ボルトはJIS B 1180六角ボルトを使用してください。
     JIS B 1186高力ボルトは頭部二面幅が大きく、リセス内に納まりません。
  • (2)フランジ上面または下面に対してボルトが垂直になるように取付けてください。
  • (3)接合する部材のフランジ厚さに合わせてテール長さやパッキン類を下のような関係になるよう選定してください。 注意点
  • (4)フランジに勾配の付いた部材の接合には、以下の点に注意してください。
    ・勾配の角度が5°を超えるものには使用しないでください。
    (参考:LRタイプは15°まで、AF、AAF、LSGタイプは10°まで使用できます)
    ・テール、パッキンの選定時は、フランジ端部の厚さをフランジ厚さとしてください。
    注意点
  • (5)滑り(クランプに対して横方向)の荷重がかかる場合には、必ず2本以上のボルトを使用して接合してください。
    注意点
A・Bタイプ用 ロケーションプレート

右表にA・Bタイプ用 ロケーションプレートの寸法・仕様を示します。
このプレートは、部材を接合する際の重要な要素です。

◎ロケーションプレート
ロケーションプレートは、接合する2体の鋼材間にセットし、ボルトの位置合わせとクランプのテールの支持に使用します。

ロケーションプレート
mm




D


t
HP1W1
(最小)
HP2W2
(最小)
M899BW1+9BW1+36BW2+9BW2+36
M10119BW1+11BW1+44BW2+11BW2+44
M12149BW1+14BW1+54BW2+14BW2+54
M161812BW1+18BW1+70BW2+18BW2+70
M202212BW1+22BW1+88BW2+22BW2+88
M242616BW1+26BW1+104BW2+26BW2+104

材質はSS400以上の強度とします。

使用例
使用例
A・Bタイプ用 エンドプレート

右表にA・Bタイプ用 エンドプレートの寸法・仕様を示します。
このプレートは、部材を接合する際の重要な要素です。

◎エンドプレート
エンドプレートは、予めプレートに溶接された支持フレームまたはブラケットと鋼材を接合する際に、ボルトの位置合わせとクランプのテールの支持に使用します。

エンドプレート
mm




D


t
HP1W1
(最小)
HP2
(最小)
W2
(最小)
M8912BW1+9BW1+3640HP2+40
M101112BW1+11BW1+4450HP2+40
M121412BW1+14BW1+5460HP2+50
M161816BW1+18BW1+7070HP2+60
M202222BW1+22BW1+8890HP2+70
M242625BW1+26BW1+104110HP2+90

材質はSS400以上の強度とします。

※エンドプレートがアプリケーションの設計基準を満たさない場合は、必ず厚み・材料強度の再検討をお願いします。

使用例
使用例

LSGタイプ

LSGクランプは、テール先端部の鍵爪効果により引張荷重および滑り荷重に対する耐力が高いクランプです。
また、鋼材のフランジの厚さや形状に合わせてテール長を自動調整する構造になっています。

lsgタイプ
寸法表
mm
サイズ品番テール調整幅 VTYX
M12LSG-M123~2017~2316~2218~2940
M16LSG-M163~2520~2822~2527~3755

接合する部材のフランジ厚さがテールの調整幅を超える場合は、パッキンAFP2(10mm厚)を使用して調整してください。

◎パッキン

lsgタイプ パッキン
mm
サイズ品番厚さT
M12AFP2-M1210.0
M16AFP2-M1610.0
材質、表面処理
  • (1)材質:球状黒鉛鋳鉄……BS EN 1563(JIS G 5502相当)
  • (2)表面処理:溶融亜鉛めっき
クランプの許容荷重

LSGタイプの許容荷重は右表の通りとなっています。

  • (1)許容引張荷重はボルト1本当りの値です。(安全率5)
  • (2) 許容滑り荷重はボルト2本当りの値です。(安全率2)

※許容滑り荷重を示す値は、LSGおよびロケーションプレートが0.1mm以上滑った時点の荷重をベースに設定。

kN
サイズ引張滑り※
M127.02.0
M1610.03.0

(注)ボルト強度区分:8.8

締付けトルク
  • (1)ボルトは強度区分8.8級または10.9級を使用してください。
  • (2)ナット、ワッシャーもボルトに合った強度のものを使用してください。
  • (3)施工時には、右表のトルクにて締め付けてください。
N・m
サイズ締付けトルク
8.8級または10.9級
M1280
M16200
LSGタイプ用 ロケーションプレート

右表にLSGタイプ用 ロケーションプレートの寸法・仕様を示します。
このプレートは、部材を接合する際の重要な要素です。

◎ロケーションプレート
ロケーションプレートは、接合する2体の鋼材間にセットし、ボルトの位置合わせとクランプのテールの支持に使用します。

ロケーションプレート
mm
サイズ穴径D穴ピッチプレート幅厚さ
M1214HP1=BW1+14W1=BW1+8012
HP2=BW2+14W2=BW2+80
M1618HP1=BW1+18W1=BW1+10016
HP2=BW2+18W2=BW2+100

材質はSS400以上の強度とします。

使用例
使用例
LSGタイプ用 エンドプレート

右表にLSGタイプ用 エンドプレートの寸法・仕様を示します。
このプレートは、部材を接合する際の重要な要素です。

◎エンドプレート
エンドプレートは、予めプレートに溶接された支持フレームまたはブラケットと鋼材を接合する際に、ボルトの位置合わせとクランプのテールの支持に使用します。

エンドプレート
mm
サイズ穴径D穴ピッチプレート幅厚さ
M1214HP1=BW1+14W1=BW1+8012
HP2=80W2=HP2+60
M1618HP1=BW1+18W1=BW1+10016
HP2=110W2=HP2+80

材質はSS400以上の強度とします。

※エンドプレートがアプリケーションの設計基準を満たさない場合は、必ず厚み・材料強度の再検討をお願いします。

注意点
  • (1)フランジに勾配の付いた部材の接合には、勾配の角度が10°を超えるものには使用しないでください。
    参照の図はこちら >>
  • (2)滑り(クランプに対して横方向)の荷重がかかる場合には、必ず2本以上のボルトを使用して接合してください。
    参照の図はこちら >>
使用例
使用例

LRタイプ

LRタイプは、本体とサドルに分かれた2体構造のクランプです。
この構造により、接合する部材のフランジ厚さ・形状に合わせて自動調節されるタイプです。
また、LRタイプは鉄骨の構造のみならず、レール等の接合にも使用でき、適応範囲の広いタイプです。

LRタイプ
寸法表
mm
サイズ品番テール調整幅 VYXT
M10LR-M103~1021~2424~2621~2433
M12LR-M123~1226~2925~3125~2939
M16LR-M163~1630~3534~3730~3646
M20LR-M203~2042~4946~5141~4857
M24LR-M243~2447~5752~5844~5476
材質、表面処理
  • (1)材質:可鍛鋳鉄……BS EN 1562(JIS G 5705相当)
  • (2)表面処理:電気亜鉛めっき(ご希望により、各種表面処理が可能です。)※LR-M10は溶融亜鉛めっきのみ
クランプの許容荷重

LRタイプの許容荷重は右表の通りとなっています。

  • (1)許容引張荷重はボルト1本当りの値です。(安全率5)
  • (2)許容滑り荷重はボルト2本当りの値です。(安全率5)
kN
サイズ引張滑り
M101.5-
M125.80.9
M168.51.7
M2014.73.0
M2419.74.5

(注)ボルト強度区分:8.8

締付けトルク
  • (1)ボルトは強度区分8.8級または10.9級を使用してください。
  • (2)ナット、ワッシャーもボルトに合った強度のものを使用してください。
  • (3)緩み対策として振動のかかる箇所には、必要に応じて緩み止めナットを使用してください。
  • (4)施工時には、右表のトルクにて締め付けてください。
N・m
サイズ締付けトルク
8.8級または10.9級
M1020
M1269
M16147
M20285
M24491
サドル

サドルの向きに注意してください。

サドル
注意点
  • (1)接合する部材のフランジ厚さがテール調整幅を超える場合は、ロングパッキンP1LまたはP2L(次項参照)を使用して調整してください。
  • (2)フランジに勾配の付いた部材の接合には、以下の点に注意してください。参照の図はこちら >>
    ・勾配の角度が15°を超えるものには使用しないでください。
    (参考:A・Bタイプは5°まで、AFタイプは10°までの範囲です)
    ・テール、パッキンの選定時は、フランジ端部の厚さをフランジ厚さとしてください。
  • (3)滑り(クランプに対して横方向)の荷重がかかる場合には、必ず2本以上のボルトを使用して接合してください。
    参照の図はこちら >>
ロングパッキン

パッキンは、LRタイプ専用のものとなります。

ロングパッキン
寸法表
mm
サイズ品番厚さTXY
M10P1L-M10524524
P2L-M1010
M12P1L-M12632630
P2L-M1212
M16P1L-M16840835
P2L-M1616
M20P1L-M2010471043
P2L-M2020
M24P1L-M2412641254
P2L-M2424
LRタイプ用 ロケーションプレート

右表にLRタイプ用 ロケーションプレートの寸法・仕様を示します。
このプレートは、部材を接合する際の重要な要素です。

◎ロケーションプレート
ロケーションプレートは、接合する2体の鋼材間にセットし、ボルトの位置合わせとクランプのテールの支持に使用します。

ロケーションプレート
mm




D


t
HP1W1
(最小)
HP2W2
(最小)
M101112BW1+11BW1+66BW2+11BW2+66
M121412BW1+14BW1+81BW2+14BW2+81
M161816BW1+18BW1+105BW2+18BW2+105
M202222BW1+22BW1+132BW2+22BW2+132
M242622BW1+26BW1+156BW2+26BW2+156

材質はSS400以上の強度とします。

使用例
使用例
LRタイプ用 エンドプレート

右表にLRタイプ用 エンドプレートの寸法・仕様を示します。
このプレートは、部材を接合する際の重要な要素です。

◎エンドプレート
エンドプレートは、予めプレートに溶接された支持フレームまたはブラケットと鋼材を接合する際に、ボルトの位置合わせとクランプのテールの支持に使用します。

エンドプレート
mm




D


t
HP1W1
(最小)
HP2
(最小)
W2
(最小)
M101116BW1+11BW1+6670HP2+50
M121416BW1+14BW1+8180HP2+60
M161822BW1+18BW1+105100HP2+70
M202225BW1+22BW1+132120HP2+90
M242625BW1+26BW1+156150HP2+110

材質はSS400以上の強度とします。

※エンドプレートがアプリケーションの設計基準を満たさない場合は、必ず厚み・材料強度の再検討をお願いします。

使用例
使用例

AAFタイプ

AAFタイプは、滑り(クランプに対して横方向)荷重に対する耐力が高いクランプです。
クランプボディとロッキング・ワッシャーの2体構造になっており、接合する部材のフランジの厚さや形状に合わせてテールが自動調整されます。

aafタイプ
寸法表
mm
サイズ品番テール調整幅 VTYX
M12AAF-M125~2626~3525~3427~4941
M16AAF-M166~3035~4634~5031~5856
M20AAF-M206~4052~6448~7849~6477

接合する部材のフランジ厚さがテールの調整幅を超える場合は、パッキンAFP1(5mm厚)とAFP2(10mm厚)を使用して調整してください。
AAF-M20でのパッキン使用時は、パッキンAAFP3-M20(20mm厚)を使用してください。

材質、表面処理
  • (1)材質:球状黒鉛鋳鉄……BS EN 1563(JIS G 5502相当)
  • (2)表面処理:溶融亜鉛めっき
クランプの許容荷重

AAFタイプの許容荷重は下表の通りとなっています。

  • (1)許容引張荷重はボルト1本当りの値です。(安全率4.5)
  • (2) 許容滑り荷重はボルト2本当りの値です。(安全率2)
kN
品番ボルト引張滑り※1
サイズ強度区分塗装鋼板※2溶融亜鉛めっき鋼板
AAF-M12M128.88.53.43.9
AAF-M16M168.816.08.010.0
AAF-M20M208.826.313.016.0
AAF-M12M1210.910.04.05.2
AAF-M16M1610.919.511.012.0
AAF-M20M2010.930.020.025.0

※1 許容滑り荷重を示す値は、AAFおよびロケーションプレートが0.1mm以上滑った時点の荷重をベースに設定。
※2 ショットブラストおよび塗装鋼板。

締付けトルク
  • (1)ボルトは強度区分8.8級または10.9級を使用してください。
  • (2)ナット、ワッシャーもボルトに合った強度のものを使用してください。
  • (3)緩み対策や振動のかかる箇所には、必要に応じて緩み止めナットを使用してください。
  • (4)施工時には、右表のトルクにて締め付けてください。
N・m
サイズ締付けトルク
8.8級10.9級
M1290130
M16240300
M20470647
注意点
  • (1)フランジに勾配の付いた部材の接合には、勾配の角度が10°を超えるものには使用しないでください。
    参照の図はこちら >>
  • (2)滑り(クランプに対して横方向)の荷重がかかる場合には、必ず2本以上のボルトを使用して接合してください。
    参照の図はこちら >>
使用例
使用例
AAFタイプ用 ロケーションプレート

右表にAAFタイプ用 ロケーションプレートの寸法・仕様を示します。
このプレートは、部材を接合する際の重要な要素です。

◎ロケーションプレート
ロケーションプレートは、接合する2体の鋼材間にセットし、ボルトの位置合わせとクランプのテールの支持に使用します。

ロケーションプレート
mm




D
厚さtHP1W1
(最小)
HP2W2
(最小)
8.810.9
M12141212BW1+14BW1+90BW2+14BW2+90
M16181616BW1+18BW1+110BW2+18BW2+110
M20222222BW1+22BW1+150BW2+22BW2+150
M24262525BW1+26BW1+180BW2+26BW2+180

材質はSM490以上の強度とします。

AAFタイプ用 エンドプレート

右表にAAFタイプ用 エンドプレートの寸法・仕様を示します。
このプレートは、部材を接合する際の重要な要素です。

◎エンドプレート
エンドプレートは、予めプレートに溶接された支持フレームまたはブラケットと鋼材を接合する際に、ボルトの位置合わせとクランプのテールの支持に使用します。

エンドプレート
mm




D


t
HP1W1
(最小)
HP2
(最小)
W2
(最小)
8.810.9
M12141622BW1+14BW1+9080HP2+80
M16182225BW1+18BW1+110100HP2+100
M20222525BW1+22BW1+150180HP2+180
M24263030BW1+26BW1+180200HP2+200

材質はSM490以上の強度とします。

※エンドプレートがアプリケーションの設計基準を満たさない場合は、必ず厚み・材料強度の再検討をお願いします。

AFタイプ

AFタイプは、滑り(クランプに対して横方向)荷重に対する耐力が高いタイプのクランプです。
クランプの厚さ(下図T2寸法)が厚く、その分高いトルクで締め付けられます。
また、ノーズ裏面には、縦に溝が入っており、この効果で滑り方向の耐力が高くなります。
Aタイプと同様に上面にはリセスが入っており、ボルトの回り止めになる構造になっています。

AFタイプ
寸法表
mm
サイズ品番テール長さ VT1T2XY
M12AF-M12-S5.022.017.027.027.039.0
AF-M12-M12.5
M16AF-M16-S8.027.022.037.035.049.0
AF-M16-M15.0
M20AF-M20-S10.031.025.039.040.056.0
AF-M20-M18.0
材質、表面処理
  • (1)材質:球状黒鉛鋳鉄……BS EN 1563(JIS G 5502相当)
  • (2)表面処理:溶融亜鉛めっき
クランプの許容荷重

AFタイプの許容荷重は下表の通りとなっています。

  • (1)許容引張荷重はボルト1本当りの値です。(安全率5)
  • (2) 許容滑り荷重はボルト2本当りの値です。(安全率2)
kN
品番ボルト引張滑り※1
サイズ強度区分塗装鋼板※2溶融亜鉛めっき鋼板
AF-M12M128.88.53.43.9
AF-M16M168.816.08.010.0
AF-M20M208.826.313.016.0
AF-M12M1210.910.04.05.2
AF-M16M1610.919.511.012.0
AF-M20M2010.930.020.025.0

※1 許容滑り荷重を示す値は、AFおよびロケーションプレートが0.1mm以上滑った時点の荷重をベースに設定。
※2 ショットブラストおよび塗装鋼板。

締付けトルク
  • (1)ボルトは強度区分8.8級または10.9級を使用してください。
  • (2)ナット、ワッシャーもボルトに合った強度のものを使用してください。
  • (3)緩み対策として振動のかかる箇所には、必要に応じて緩み止めナットを使用してください。
  • (4)施工時には、右表のトルクにて締め付けてください。
N・m
サイズ締付けトルク
8.8級10.9級
M1290130
M16240300
M20470647
専用アクセサリー
1.アダプターワッシャー(AFW)
AFタイプのリセスにはめ込み、上面を平面にしてボルトやナットが回せるようにするための部品です。(品番:AFW-M12、M16、M20)
専用アクセサリーアダプターワッシャー(AFW)
2.パッキン類
パッキン類はAFタイプ専用のものを使用します。
専用アクセサリーパッキン類
mm
サイズ品番厚さ TXY
M12AFCW-M122.033.07.040
AFP1-M125.033.07.040
AFP2-M1210.0
M16AFCW-M162.040.08.050
AFP1-M165.042.08.052
AFP2-M1610.0
M20AFCW-M202.040.59.555
AFP1-M205.045.59.556
AFP2-M2010.0
テール・パッキン組合せ表
フランジ
厚さ
クランプのサイズ
M12M16M20
5mmS不要- - 
6mmS不要- - 
7mmSCWS不要- 
8mmSCWS不要- 
9mmSCW×2S不要S不要
10mmSP1SCWS不要
11mmSCW×3SCWS不要
12mmSCW、P1SCW×2SCW
13mmM不要SP1SCW
14mmMCWSCW×3SCW×2
15mmSP2M不要SP1
16mmMCW×2M不要SCW×3
17mmMP1MCWM不要
18mmMP1SP2M不要
19mmMCW、P1MP1M不要
20mmSP1、P2MP1MCW
21mmMCW×2、P1MP1MCW、P1
22mmMCW×2、P1MCW、P1MCW×2
23mmMP2MCW、P1MP1
24mmMCW、P2MP2MCW×3
25mmSP2×2MP2MCW、P1
前段:テール長さ 後段:パッキン類
S、W:テール長さ(クランプ品番の末尾の記号)
CW:クリップワッシャー
(複数使用の場合、“×2”、“ ×3”のように表記)
P1:パッキン小(複数使用の場合、“×2”、“ ×3”のように表記)
P2:パッキン大(複数使用の場合、“×2”、“ ×3”のように表記)

右表は一般的なサイズのみの組合せとなっています。これ以外の組合せに関しましては弊社までお問い合わせください。

注意点
  • (1)使用ボルトはJIS B 1180六角ボルトを使用してください。
    JIS B 1186高力ボルトは頭部二面幅が大きく、リセス内に納まりません。
  • (2)フランジ上面または下面に対してボルトが垂直になるように取付けてください。参照の図はこちら >>
  • (3)接合する部材のフランジ厚さに合わせてテール長さやパッキン類を下のような関係になるよう選択してください。
    フランジ厚さ=テール長さまたはフランジ厚さ=テール長さ+パッキン類厚さの合計
    (注)《フランジ厚さ》-《テール長さ》=0~1mmが許容範囲です。
  • (4)フランジに勾配の付いた部材の接合には、以下の点に注意してください。参照の図はこちら >>
    ・勾配の角度が10°を超えるものには使用しないでください。
    (参考:A・Bタイプは5°までの範囲です。また、LRタイプは15°まで使用できます)
    ・テール、パッキンの選定時は、フランジ端部の厚さをフランジ厚さとしてください。
  • (5)滑り(クランプに対して横方向)の荷重がかかる場合には、必す2本以上のボルトを使用して接合してください。
    参照の図はこちら >>
AFタイプ用 ロケーションプレート

右表にAFタイプ用 ロケーションプレートの寸法・仕様を示します。
このプレートは、部材を接合する際の重要な要素です。

◎ロケーションプレート
ロケーションプレートは、接合する2体の鋼材間にセットし、ボルトの位置合わせとクランプのテールの支持に使用します。

ロケーションプレート
mm




D
厚さtHP1W1
(最小)
HP2W2
(最小)
8.810.9
M12141212BW1+14BW1+90BW2+14BW2+90
M16181616BW1+18BW1+110BW2+18BW2+110
M20222222BW1+22BW1+150BW2+22BW2+150
M24262525BW1+26BW1+180BW2+26BW2+180

材質はSM490以上の強度とします。

AFタイプ用 エンドプレート

右表にAFタイプ用 エンドプレートの寸法・仕様を示します。
このプレートは、部材を接合する際の重要な要素です。

◎エンドプレート
エンドプレートは、予めプレートに溶接された支持フレームまたはブラケットと鋼材を接合する際に、ボルトの位置合わせとクランプのテールの支持に使用します。

エンドプレート
mm




D


t
HP1W1
(最小)
HP2
(最小)
W2
(最小)
8.810.9
M12141622BW1+14BW1+9080HP2+80
M16182225BW1+18BW1+110100HP2+100
M20222525BW1+22BW1+150180HP2+180
M24263030BW1+26BW1+180200HP2+200

材質はSM490以上の強度とします。

※エンドプレートがアプリケーションの設計基準を満たさない場合は、必ず厚み・材料強度の再検討をお願いします。

CFタイプ

CFタイプは、滑り(クランプに対して横方向)荷重に対する耐力が高いタイプのクランプです。
フランジの端部に引っ掛ける形で接合するクランプです。
また、ノーズ裏面の縦溝及び「リアクションレッグ」の効果により、滑り方向の耐力が高くなります。
上面の「LlNDAPTER」マークでボルトの共回りを防止します。また、ワッシャーを使用すると、ボルトまたはナットが回せるようになります。

CFタイプ
寸法表
mm
サイズ品番TtXY
M12CF-M1221~296~13143246
M12CF-M12T28~3712~20163948
M16CF-M1625~338~16184456
M16CF-M16T35~4715~25215062
M20CF-M2030~4110~19225365
M20CF-M20T41~5518~30276470
材質、表面処理
  • (1)材質:球状黒鉛鋳鉄……BS EN 1563(JIS G 5502相当)
  • (2)表面処理:溶融亜鉛めっき
組合せ

CFタイプでは、組合わせるクランプにより、許容荷重及び締付けトルクが変わります。

  • 組合せ1
    Aタイプとの組合せ
    →Aタイプの許容荷重及び締付けトルク
  • 組合せ2
    AFタイプとの組合せ
    →AFタイプの許容荷重及び締付けトルク
  • 組合せ3
    CFタイプ単独
    →CFタイプの許容荷重及び締付けトルク
クランプの許容荷重

CFタイプの許容荷重は下表の通りとなっています。

  • (1)許容引張荷重はボル卜1本当りの値です。(安全率5)
  • (2)許容滑り荷重はボルト2本当りの値です。(安全率2)
  • (4)Aタイプとの組合せでは、荷重の低いAタイプの許容荷重を基準とします。
    (B、LSG、LR各タイプとの組合せも同様です。)
  • (5)AFタイプとの組合せとAAFタイプとの組合せおよびCFタイプ単独は同じ許容荷重です。
kN
組合せボルト引張滑り※1
サイズ強度区分塗装鋼板※2溶融亜鉛めっき鋼板
CF/AM128.85.80.90.7
CF/AM168.87.31.71.7
CF/AM208.814.73.03.0
CF/AFM128.88.53.43.9
CF/AFM168.816.08.010.0
CF/AFM208.826.313.016.0

※1 許容滑り荷重を示す値は、CFおよびロケーションプレートが0.1mm以上滑った時点の荷重をベースに設定。
※2 ショットブラストおよび塗装鋼板。

締付けトルク
  • (1)ボルトは強度区分8.8級または10.9級を使用してください。
  • (2)ナット、ワッシャーもボルトに合った強度のものを使用してください。
  • (3)緩み対策として振動のかかる箇所には、必要に応じて緩み止めナットを使用してください。
  • (4)施工時には、下表のトルクにて締め付けてください。
N・m
《Aタイプとの組合せ》
サイズ締付けトルク
8.8級
M1269
M16147
M20285
N・m
《AFタイプとの組合せ》
サイズ締付けトルク
8.8級
M1290
M16240
M20470
N・m
《CFタイプ単独》
サイズ締付けトルク
8.8級
M1290
M16240
M20470
注意点
  • (1)ロケーションプレートに対してボルトが垂直になるように取付けてください。
  • (2)滑り(クランプに対して横方向)の荷重がかかる場合には、必す、2本以上のボルトを使用して接合してください。
    参照の図はこちら >>
  • (3)10.9級は使用できますが、締付けトルクと許容荷重は8.8級と同等です。
CFタイプ用 ロケーションプレート

右表にCFタイプ用 ロケーションプレートの寸法・仕様を示します。
このプレートは、部材を接合する際の重要な要素です。

◎ロケーションプレート
ロケーションプレートは、接合する2体の鋼材間にセットし、ボルトの位置合わせとクランプのテールの支持に使用します。

ロケーションプレート
mm




D
厚さtHP1W1
(最小)
HP2W2
(最小)
8.810.9
M12141212BW1+14BW1+90BW2+14BW2+90
M16181616BW1+18BW1+110BW2+18BW2+110
M20222222BW1+22BW1+150BW2+22BW2+150
M24262525BW1+26BW1+180BW2+26BW2+180

(1)材質はSM490以上の強度とします。
(2)CFタイプはM20までです。

CFタイプ用 エンドプレート

右表にCFタイプ用 エンドプレートの寸法・仕様を示します。
このプレートは、部材を接合する際の重要な要素です。

◎エンドプレート
エンドプレートは、予めプレートに溶接された支持フレームまたはブラケットと鋼材を接合する際に、ボルトの位置合わせとクランプのテールの支持に使用します。

エンドプレート
mm




D


t
HP1W1
(最小)
HP2
(最小)
W2
(最小)
8.810.9
M12141622BW1+14BW1+9080HP2+80
M16182225BW1+18BW1+110100HP2+100
M20222525BW1+22BW1+150180HP2+180
M24263030BW1+26BW1+180200HP2+200

(1)材質はSM490以上の強度とします。
(2)CFタイプはM20までです。

※エンドプレートがアプリケーションの設計基準を満たさない場合は、必ず厚み・材料強度の再検討をお願いします。

接合仕様

リンダプター ガーダクランプシステムをご検討の際は、以下の仕様書をダウンロードし必要事項をご記入の上、FAXにて弊社までご送信ください。弊社にて参考図面を作成し、お客様にご提案申し上げます。

ダウンロードはこちら>>