CDスタッド溶接
CDスタッド溶接とは
ねじスタッド、ピンなどを金属板に瞬間溶接できます。
CD方式スタッド溶接(Capacitor Discharge Stud Welding)の溶接原理はアーク溶接と抵抗溶接の要素を複合したもので、
各種材質の金属スタッドを同種または異種金属の母材に瞬間的に溶接することができます。
CD方式スタッド溶接(Capacitor Discharge Stud Welding)の溶接原理はアーク溶接と抵抗溶接の要素を複合したもので、
各種材質の金属スタッドを同種または異種金属の母材に瞬間的に溶接することができます。
- 瞬間放電・瞬間溶接
- 3/1,000秒~6/1,000秒…… 瞬間的にスタッド先端と母材面を溶融圧接して溶接が完了します。
- 各種金属を溶接可能
- 軟鋼、ステンレス鋼、黄銅、銅、アルミニウム、チタンのスタッドを同種または異種金属の母材に溶接することができます。 詳しくはこちら >>
- 熱影響が微少
- 母材への溶接熱の影響が極めて微少なので、薄い母材および塗装やめっきで仕上げた母材の裏面にも溶接することができます。
- 簡単な溶接作業
- 所定のセッティングをして溶接ガンのトリガーを引くと溶接が完了します。溶接の資格や経験は必要ありません。
CD方式スタッド溶接の基本システムは、電源部である専用溶接機、スタッドを保持する溶接ガンおよび各種の金属スタッドで構成され、各部をセットして作業者が溶接ガンのトリガースイッチを引くことにより、スタッドが瞬間的に溶接されます。
下図はシステムのセッティング例として、JDI-80型溶接機の場合を示してあります。
機種によりケーブルの接続個所が若干異なりますが、基本的には同じです。
溶接方式
CD方式スタッド溶接は、主としてスタッドの材質により、コンタクト方式とギャップ方式に大別され、それぞれに適した溶接ガンを使用します。
- ■コンタクト方式
- スタッド先端を母材に圧接した状態で放電させる溶接方式で主に軟鋼、ステンレス鋼のスタッドの場合です。
- ■ギャップ方式
- スタッド先端を母材から離した状態から圧接放電させる溶接方式で主にアルミニウム、チタンのスタッドの場合です。